医院ブログ
- 2022/08/29
- 歯科コラム
歯のクリーニングってどんなもの?手順や費用・メリットをご紹介
「歯のクリーニングって何をするの?」と疑問に感じたことはありませんか?
歯のクリーニングは、ただ汚れを落とすだけでなく、見た目を改善し、口臭予防にも役立ちます。
今回は、クリーニングの手順や費用についてまとめました。ぜひご参考ください。
歯科でおこなうクリーニングとは?
歯科でおこなうクリーニングには、歯石を除去するスケーリングと、着色をメインに除去するPMTCの2種類があります。
スケーリングは定期検診でもよく行われ、保険が適用される一般的なクリーニングがこれにあたります。
PMTCは、歯を1本1本丁寧に磨きあげるため、施術に少し時間がかかりますが、着色を落とすには最適です。
スケーリングとはちがい、自費で提供している歯科医院が多いため、気になる方は事前にご確認ください。
クリーニングを受ける5つのメリット
スケーリングやPMTCを受けることで得られるメリットは、決して少なくありません。
以下の効果を十分に得るためにも、定期的なクリーニングをおすすめします。
�@虫歯や歯周病予防になる
虫歯や歯周病の主な原因は、歯や歯ぐきに付着した歯垢や歯石です。
柔らかい歯垢は普段の歯磨きで落とすことができますが、硬くなった歯石はそれができません。歯科医院にある専用の機械を使って除去する必要があります。
付着した状態を放置すると、歯石が歯ぐきのなかにまで入り込み、歯周病が一気に進行する恐れがあるため注意が必要です。
�A歯を白くすることができる
歯の表面に歯垢が大量についていると、歯が黄ばんでみえることがあります。
歯を白くするにはホワイトニングが必要と思われがちですが、PMTCを受けて歯が白くなったと感じる方も少なくありません。
ホワイトニングを始める前に、一度PMTCを受けてみることをおすすめします。
�B汚れがつきにくくなる
PMTCでは、歯の表面に付着した色汚れだけでなく、バイオフィルムとよばれる細菌が集まってできた透明の膜を除去することができます。
バイオフィルムがあると歯の表面に汚れがつきやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうため、定期的な除去がおすすめです。
�C口臭予防につながる
口臭の主な原因は、虫歯や歯周病などのお口トラブルです。
定期的なクリーニングでそれらを予防することで、口臭もおこりにくくなります。
�Dトータルの費用を安くおさえられる
虫歯や歯周病になると別途治療費がかかりますが、悪化すればそれだけ費用は高くなる傾向にあります。トータルでみると定期検診で支払う金額の方が安いケースは少なくありません。
保険適応のクリーニングは、1回あたり初診料も含めて3,000〜4,000円程度です。PMTCは自費の場合が多く、歯科医院によって設定金額が異なります。事前にご確認ください。
クリーニングの手順
一般的なクリーニングの手順は、以下の通りです。
�@お口の中を直接見て確認
目立つようなトラブルがないかをチェックします。
必要であればレントゲン撮影をおこないます。
�Aスケーリング開始
お口の中を見てとくに異常がなければスケーリングに入ります。
機械をメインに使用しますが、知覚過敏の症状がでる場合は手用の器具で歯石を除去することも可能です。ご気軽にお申しつけください。
�B着色を軽く除去
歯石を除去した後は、歯の表面を軽く磨きます。
一般的なクリーニングでは、時間の関係で隅々まで磨くことは難しいため、着色が多い方にはPMTCをおすすめしています。
�C歯ぐきに炎症止めの薬を注入
歯ぐきの炎症がみられた場合は、最後に炎症止めの薬を歯ぐきのすき間に注入して終わります。
定期的にクリーニングを受けてお口の環境を整えよう
いくらご自宅で丁寧にお手入れをしていたとしても、歯石をまったく作らないというのは難しいものです。
虫歯や歯周病などの早期発見・早期治療にもつながるため、定期的にクリーニングは受けるようにしましょう。
西宮市のあかつき歯科医院では、クリーニングだけではなく口腔内マッサージや口臭予防など幅広く対応しております。
お口の環境をより良くしたい方はぜひご相談ください。
- この記事の担当者
- 院長荒木 暁