医院ブログ
- 2022/09/30
- 歯科衛生士のひとりごと
西宮 あかつき歯科医院 不定愁訴のお話(2)
不定愁訴には 様々な要因が考えられます
例えばその一つが 頭蓋骨や筋肉との関係です
歯科の分野では大変重要な位置づけにされる先生もいます もちろんそればかりではありませんが、人間は骨がつなぎ合わせられてできており、顎もその一部、歯もその一部ですので、不思議なことではありません
頭蓋骨は多くのパーツが重なり合い、日々ずれたり、くっついたりするものです
しかし、
精神的ストレス 歯がないのに無理やり噛もうとバランスをとる 合わない入れ歯を入れている
強い噛み締め 姿勢がおかしい
などによって頭頚部の筋肉が過度に緊張した状態が続くと、頭蓋骨の一部の骨にゆがみが生じてきます。
その結果その骨の連結する他の骨にも負担がかかり、頭蓋骨全体ががロックされて動かなくなっていき
筋肉でつながっている身体各所に 弊害が出てきてしまいます
卵が先か、鶏が先か にも似た 原因がどこにあるのか なかなか 探しにくい状況だと言わざるを得ません
しかしながら頭蓋骨がロックされて凝り固まった状態に陥ると 先述のように身体各所につながる 脳脊髄液の循環も悪くなっていき
脳に何かを伝えたり、脳から全身へ的確な指示を出すことにすら 障害が出始めてしまうのです
その一つが不定愁訴という単語にまとめられています
頭蓋骨、つまり頭の中には「脳下垂体」という生命維持に必要なホルモンを分泌する器官があります
ところが頭蓋骨が歪んでしまうと、脳下垂体も締め付けられたり、抑えられたり何らかの障害を受けます。 それにより自律神経に影響がでるとホルモンバランスが崩れ、睡眠障害や様々な不具合を徐々に引き起こしていきます
頭蓋骨のゆがみは 筋肉のバランスの崩れでもあります
適度な運動、たまには頭蓋骨マッサージ、あとはストレスをうまく逃がすことで 不調は乗り切りやすくなるのではないでしょうか
- この記事の担当者