医院ブログ
- 2022/07/09
- 歯科衛生士のひとりごと
子供の虫歯治療について
子供の虫歯治療については、様々な手法があります。薬剤塗布や切削器具での組織除去などさまざまです。
年齢や虫歯の段階、またその子供ができる、できない、協力的か否か、また保護者の理解や協力がどれほど得られるかなど、様々な要素が関係します。
治療とは、虫歯⇒削るという 直結的なものでない場合もあるのです。
ある程度年齢があがり(中学年程度でしょうか・・・もちろん差異はあります)安全に理解をしめし、協力的に治療ができる場合、大人の治療と同じような手法を用いることができることがあります。しかし、幼いお子さんの場合は、器具を安全に使用したり、じっとしていることすら難しいという場合も多々あります。
そのようなケースの場合に以下のような手法を用います。
ART(Atraumatic Restorative Treatment)法とは、日本語に直すと「非侵襲的修復治療法」です。簡単に言うと、ドリルなど歯を削るための機械を使用せず、手具のみで虫歯を削る処置を指します。
ドリルでの治療よりも時間はかかりますが、ドリル使用時の作動音がないので、音によって緊張を強いられることがありません。また痛みをほとんど感じないので、麻酔を使う必要もありません。歯科治療が苦手な方、お子さまには大変有効な治療法です。
是非ご相談ください
- この記事の担当者