医院ブログ
- 2022/07/10
- 歯科コラム
金属アレルギーでもインプラント治療は可能か?
「金属アレルギーだけど、インプラントはできるの?」と気になってはいませんか?
結論から申し上げると、金属アレルギーであってもインプラント治療を受けることは可能です。
メーカーによって含まれる金属の量が微妙に異なるため、まずは歯科医院での確認が必要といえるでしょう。
西宮市の歯医者、あかつき歯科医院では、アレルギー反応がでにくいインプラントを取り扱っております。
インプラントにどのような金属が使われているのか、安全に治療を受けるためのヒントもあわせてご紹介します。
インプラントに使用される金属
顎骨内に埋めるインプラント体には、主に生体親和性のあるチタン、もしくはチタン合金が使われています。
ペースメーカーや人工関節にも用いられる素材で、アレルギー反応が出る可能性は低いといえますが、人工物である以上絶対にアレルギー反応が起こらないわけではありません。
純チタンという金属を含まない素材も存在しますが、インプラント体を作るには難しく、純チタンであっても多少の混合物は含まれています。
メーカーによっても純度が異なるため、その見極めが大切です。
アレルギーを起こしやすい金属
歯科治療では、チタンやチタン合金以外にもさまざまな金属が使われています。
保険治療ではニッケル、コバルト、パラジウム、銀、銅などがあり、それらは「アレルギーを起こしやすい金属」に分類されるため、金属アレルギーの方にはおすすめしておりません。
金属成分が溶けだしやすい物=アレルギー反応を起こしやすい金属と覚えておきましょう。
インプラントと金属アレルギーの関係性
純度の高いインプラントを使えば、金属アレルギーの方でも治療が受けられる可能性は高いといえます。
どのくらいの量に反応するかは人によって違うため、「絶対に大丈夫」や「絶対にダメ」というわけではありません。
インプラントは、ブリッジや入れ歯などの他の治療よりもアレルギー反応がでにくい金属を使用していますが、メーカーによっても違いがあるため、事前に歯科医院へ確認することが大切です。
心配な方は事前にパッチテストや採血検査を
「金属アレルギーかどうか分からない」「どのくらい反応するか不安」という方には、事前のパッチテストや採血検査がおすすめです。
両方とも皮膚科で受けることができます。
料金は別途かかりますが、安心して治療を受けるには最適な方法といえるでしょう。
歯科治療でよく使われるチタンやパラジウム、ニッケル、第二水銀などをお調べください。
当院で使用しているインプラントメーカー
当院では、ストローマンインプラントを使用しています。
ストローマンは、世界シェアトップクラスのインプラントメーカーで、グレード純チタンの他に、ジルコニア15%チタン85%の強度が強くてアレルギー反応が起こりにくい商品も存在します。
ストローマンインプラントによるアレルギー反応はほとんどないため、過度な心配はあまり必要ないといえます。
金属アレルギーの方でインプラント治療をご希望の方は、まずは一度ご相談ください。
下記のページでも、インプラントの紹介をしております!
よろしければ、続けてご覧ください!
- この記事の担当者
- 院長荒木 暁