医院ブログ
- 2022/08/27
- 歯科コラム
噛み合わせが与える影響と歯科医院での治療方法
「噛み合わせが崩れるとどうなるの?」と疑問に感じたことはありませんか?
噛み合わせは、お口の中だけでなく全身の健康にかかわる大切な部分です。
どのような影響がもたらされるのかを分かりやすくご紹介します。
噛み合わせはお口の中だけでなく全身の健康にも影響する
噛み合わせはお口の中だけの問題と思われがちですが、実際は違います。
全身の健康にも影響するため、定期的なチェックが欠かせません。
噛み合わせが与える影響を以下にまとめました。
�@歯のヒビや破折
噛み合わせが崩れていると、無意識に噛みやすい場所を選んで使うようになるため、特定の歯に負担がかかります。
過去に神経を取ったもろい歯であれば、ヒビが入ったり、破折したりすることも珍しくありません。
�A虫歯や歯周病のリスク
全体でバランスよく噛むことができないため、頬の動きや繊維の多い食べ物による洗浄作用が得られません。
あまり噛まない側に汚れがつきやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
�B顎関節症
無理に噛もうとするため、顎関節に大きな負担がかかります。
顎関節症は一度発症すると治療に時間がかかるので、注意が必要です。
あごのだるさや痛みを感じたら、顎関節症の疑いがあります。歯科医院で早めに診てもらいましょう。
�C顔の印象
偏った噛み方をすると使用する筋肉の負担のバランスが崩れるため、お顔の印象が左右非対称になります。
�D首や肩の凝り・痛み
噛む際に使用する筋肉は、首や肩の筋肉とつながっています。
偏った噛み方をしていると、首や肩の凝り・痛みがでやすくなるため注意が必要です。
�E胃腸への負担
噛み合わせが悪いと、噛むこと自体が面倒になり、回数が減る傾向にあります。
食べ物を固形の状態で飲み込んでしまうと胃や腸の負担が大きくなるため、気をつけなくてはいけません。
歯科医院でおこなう治療方法は?
歯科医院でおこなう噛み合わせを整えるための治療は以下のとおりです。
�@強くあたっている部位を削る
咬合紙とよばれる色のついた紙を噛んでもらい、印がついたところを削ります。
できるだけ天然歯ではなく、詰め物や被せ物などの人工部分を削るためご安心ください。
�Aマウスピース治療(ナイトガード)
噛み合わせが崩れる原因の一つに、睡眠時におこる歯ぎしりがあります。
無意識におこなわれるものであるため、専用のマウスピース(ナイトガード)を作って歯同士があたらないようにします。顎関節症予防にも効果的です。
�B矯正治療
矯正治療は、歯を削らずに見た目と噛み合わせを同時に治すことができます。
当院では、目立ちにくく噛み合わせもしっかり治せるインビザライン治療をおすすめしています。従来の矯正治療よりも身体への負担が少ないため、楽に続けることが可能です。
�C外科手術
歯ではなく骨格に問題があって歯並びが崩れている場合は、外科手術が必要になります。
噛み合わせを整えて全身の健康に繋げよう
噛み合わせが崩れているだけで、食べやすさだけでなくお顔の見た目や、顎関節、胃や腸などさまざまな部位に悪影響を及ぼします。
定期的に噛み合わせを整えて、全身の健康に繋げることが大切です。
西宮市のあかつき歯科医院では、噛み合わせの治療にインビザラインをおすすめしています。ぜひご検討ください。
- この記事の担当者
- 院長荒木 暁